重光公使南京へ 排日抗議を手交し蒋氏に反省を要求 1931/10/10

【上海九日発電通】重光公使は林出書記官を従え九日午後三時駆逐艦樫で南京に向った。明朝着京、政府の排日抗議を外交部長代表李錦倫氏に手交すると共に経済絶交排日運動取締の実を挙げねば帝国政府に固き決心がある旨を告げ蒋介石氏と膝詰め談判をして断乎支那政府の反省を要求する筈で出発前重光公使は、

満洲事変も認識不足の支那官民が我が権益に対し不法暴戻なる圧迫を為し排日迫害を為した事の累積した結果である。南支における毎日ボイコット、その他侮辱迫害を支那政府が鎮圧せねば如何なる事態が発生するやも知れぬから重大な結果を招来せぬよう支那側の反省を求め両国関係を常道に復帰する為め最善の努力をする。

と、堅き決意を眉宇に現して語った。

※讀賣新聞昭和六年十月十日朝刊

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