既に支那人の片影なし
【奉天特派員十九日発】十九日午前三時半現在の状況は左の通りである。
聯隊本部は居留民舎に移動、第二大隊は小西辺門、大西辺門を占領、小西辺門外の支那迫撃砲工廠を占領した。
【大連十九日発聯合】我軍は奉天城大西門、小西門および黄廟府の三方より攻撃を加え十九日午前三時城門を陥れ城内に進入した。城内の支那人全部避難しほとんどその影を見せぬ。なお公主嶺守備隊司令部は午前三時奉天へ出動し当地騎兵隊も出動の準備中。
急行列車危く爆破を免る 爆破は奉天鉄嶺間の柳条溝
【奉天特派員十九日発至急報】支那兵が爆破した満鉄線は奉天鉄嶺間の柳条溝であるが支那軍に爆破されたのは十八日午後四時半長春発大連行きの急行列車が奉天に午後十時に到着した直後に行われたもので右列車は危うく難を逃れた。
支那側砲撃中止を歎願
【奉天十九日発聯合至急報】支那側交渉員は目下日本総領事館を訪い砲撃中止を歎願中。
軍司令部奉天に移る
【奉天特派員十九日発】十九日朝関東軍司令部は旅順より奉天に移されることに決し関東軍司令官本庄中将は十九日朝幕僚を随え奉天へ急行した。
遼陽第二師団出動 臨時列車で奉天へ向かう
【遼陽特派員十九日発】奉天の日支開戦のため療養第二師団は直ちに出動準備をなし午前六時臨時特別列車にて奉天に出発した。又歩兵◯◯聯隊、野砲兵旅順◯◯聯隊はいずれも三時を期し奉天に向かった。
【奉天特派員十九日発】海城の◯◯◯第◯聯隊は十九日朝奉天に到着することとなった。
【奉天特派員十九日発】関東軍司令官憲兵本部長二宮少将は増援憲兵隊を率いて奉天に急行と決定した。
※東京朝日新聞昭和六年九月二十日午前七時発行号外

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